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マーケティングLab

2019.11.20

【Q4】スーパーマーケット業界の未来が不安です…/小売さん&メーカーさんのためのなんでも相談室

【Q4】スーパーマーケット業界を取り巻く環境は年々、厳しさを増す一方。
将来に不安も感じますが、その中で私たちは今後、どのような思いで仕事に取り組んでいくべきでしょうか?

【米田からの回答】

予期せぬことが次々と起こり得る小売業の現場において、常に先行きを読みながら時代を切り開くスーパーマンは存在するのでしょうか。この難局は一人で突破できるほど、容易な挑戦ではありません。
流通に携わるすべての人がキーマンであり、その中でも他者への配慮や謙虚さ、同じ志をもつ者同士の本気度が、この閉塞感をとっぱらうのだと私は信じています。

西日本を代表するチェーンストア「ゆめタウン」を展開するイズミの創業者・山西氏が、今年5月に取締役を退任された時のご挨拶がとても印象的でした。

「昭和25年に創業した山西商店から数えて74年間、事業を続けてまいりましたが、その間に一度も赤字を出さなかったこと、慎重にやりすぎスピードが遅かったという反省はありますが、たった3人で始めた会社が現在営業収益7300億円の会社になったことも非常に運が良かったと思っております」

GMS業態が苦戦を強いられている中、中四国から九州、そして一部関西でも多くのお客様に支持される、まさに西日本の雄を築き上げた方が「運が良かった」と謙虚に振り返られている。そのことに大変、感銘を受けました。
また、マーケティングの神様と呼ばれ、私自身も大きな影響を受けた故・水口健次先生の遺言もまた、生前の自信に満ちあふれた言動とは裏腹なものでした。

「すぐ、そばにいる少数の人たちの心配りと犠牲
その結果として生きている
私は生きている
生かされて生きている
右左、上下、どっちを向いても感謝」

独り勝ちのモデルではなく、業界全体・商圏全体・売場全体・カテゴリ全体を活性化させ、関わる全ての人との協働により一人ひとりの生活者の豊かな暮らしを実現したい。
厳しい競争環境下においては、社員が自信をもって前進(時には後退)するための圧倒的なリーダーシップと変化に対応する現場力、競争優位を生み出すためのマーケティング力が重要であり、トップから現場の実務者までがそれぞれの役割を全うしながら,「人の暮らしを人の営みで良くしたい」と願う揺るがないミッションを中心に位置づけて行動していきたいと改めて考えている次第です。

この記事を書いている人
米田敬太朗 / 調査分析部 部長
生活協同組合コープさっぽろでマーケティング実務に携わり、2017年にマーケティング・グラビティに入社。POSデータやパネルデータ分析に基づいた小売業界の戦略立案に取り組む。

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